じゃあ逆はどうよ
ではペレアスのメリザンドに対する二人称が変化するのはというと、もっと前。
三の幕一の場までは«vous»、二の場からは«tu»を使っている。
ではペレアスのメリザンドに対する二人称が変化するのはというと、もっと前。
三の幕一の場までは«vous»、二の場からは«tu»を使っている。
フランス語の二人称には、目上の方や初対面など親しくない方のための«vous»という表現と、彼氏・彼女・友達などの親しい間柄や目下の人に使う«tu»という表現の2種類がある。(«vous» は文法上は2人称複数であり、またほんとうに複数存在する二人称「あなたたち・きみたち」にも使う)
ところでさっき久しぶりに岩波文庫の「ペレアスとメリザンド」(メーテルランク著)をひもといてみた。ドビュッシーがオペラ化したり、フォーレが作った劇伴曲が後に抜粋されて組曲化されたり。多くの作曲家をインスパイアした作品としても有名だ。この文庫は左ページがフランス語原文、右ページが日本語対訳、という構成になっている。(珍しいそうだが、こういうのはどしどしほかの本でもやって欲しい)
さて、この本の第四場第四幕、とてもせつない愛と別れのシーン、のフランス語側にシャープペンシルの書き込みがあるのを見つけた。
(写真の手ブレがひどいのはご容赦の程を)
なんでだろう、としばらく読んで気づいた。
メリザンドのペレアスに対する二人称が«vous»から«tu»に変わる瞬間をメモっていたのだった。(一部違うのもあるけどね)
詳しいことはストーリーの重要な部分をばらしてしまうので割愛する。とにかく、ペレアスのあのセリフを境にメリザンドの態度が一変するのを見ると胸が「キュン」と「ギューッ」の混じったものでいっぱいになってしまう。
英語やエスペラントに比べて文法も難しい(エスペラントは英語の文法が簡略化されているのにインスパイアされてわざわざ文法を簡単に作ってるんだから当たり前といえば当たり前だが)。
動詞の現在形だけで6つも覚えるんかい、みたいな。しかも助動詞代わりに使うような重要な動詞ほど不規則活用で、標準形とは別に覚えなければならない。
代名動詞の再帰代名詞と他の代名詞がかちあったり、更に助動詞的用法の動詞がドッキングしたりすると、語順をどうしたらいいのかわからなくなる。
そんなこんなでTwitterでも英語やエスペラントに比べてついつい使うのが億劫になってしまう。さっきの向谷さんのUSTもフランス語では宣伝しなかった(汗)。
それでも、それでも、フランス語がやめられないのは。
たとえばこういうこと、なのだとおもう。
ぎゃー、向谷さんのダダ漏れ第2部が始まっていますが残念ながら野暮用で遅れて見に行きます!
Twitterの、中でも #twnovel 周辺でここ2-3日話題のWebサイト。
5000文字以内の文章を入力すると、その文体を解析してくれるというのである。
早速先般書き込んだ「万愚節に思う」のうち、英語の引用が入る前の「まだ、わたしの想像ほどに浸透していたわけではなさそうだ。」というところまでを試しに入れてみると...
☆このエントリーは発音記号の部分に携帯電話で読めない文字を含んでいます。ご了承くださいませ。
英語の「detail」。
日本の英和辞典向け発音記号によれば [ditéil] か [díːteil]。
これをカタカナにするなら「ディテイル」(イの大きさに注意)か、日本語表記スタンダードに従うなら「ディテール」くらいか。(さすがに「ジテール」はないだろう。笑 そういえば最初に勤めた会社の上司はまんま「ディーテイル」っておっしゃってたなあ、ちゃんと「ディ」にアクセントつけて)
お願いだからディティールってのは勘弁してくださーい。
「ディスクトップ」とか「インストゥール」あたりと同じ「過剰修正」の匂いを感じますわ。
...と言いたいところだけど、既に業界用語などで一定の場所では定着してるとか、ネットスラングとしてネタで定番になってるよとか、そういうご指摘がありましたらコメントくらさーい♪
先日書いた「日本語と英語以外の言語がローソンの多機能コピー機で読めるかどうか」試してみました。
第1ラウンドはエスペラントの単語集。
...うーん、ぶっちゃけます。
だめだこりゃ。
えー、たとえば原文には次のような箇所があったわけですね。
(註:一部携帯電話では表示できない文字があります。
また「ヒリピン」は原文ママの表記です。おそらくこの本が刊行された1958年当時はそれでよかったのでしょう):
Ĉinujo [t∫i'nuːjo] 中国 ĉinoDanujo [da′ nuːjo] デンマーク dano
Egipto [e′ giːpto] エジプト egiptano
Filipinoj [fili'piːnoj] ヒリピン filipinano
Finnlando [fin′ lando] フィンランド finno
これをOCRくんは以下のように読みました:
Cinujo[t∫ ifnuxJO] 中国 ein。Danu」o[da′ nuX10] デンマーク dano
Egipto[e′ giXpto] エジプト egiptanoFilipinoj[fili'pix■ oj] ヒリピン nlipinanO
Finnlando[fin′ lando] フインランド Il■no
はい、ツィルコンフレクソつきの「Ĉ」「ĉ」がてんで読めてませんね。
この文例にはありませんが「ŭ」に至っては「tt」になってたりお豆腐になってたり...
まあ、この単語集、書体の相性が悪いのか文字が小さすぎるのか、日本語や英語と共通の屋根なしアルファベットも一部ちゃんと読まれてないのは確か。
そんなわけでもう少し大き目の文字を使った第2ラウンドを近々企画中。
ただ、文字の化け具合あたりからして、望み薄な気がしないでもないけど。汗
先日書いたローソンのコピー機がスキャナ代わりに使える機能。先日の「MINAMI WHEEL」の前に、2008年のミナホのパンフレットで試してみたところ、普通のフォントで印刷された日本語はわりとまともに読んでくれるらしい。さすがに特殊な記号や縦横を無視してレイアウトされたものはだめだけど。
この調子だとおそらく英語も大丈夫だろう。
実はわたくしいま流行のデニレギ…ならいいけど(それなら2年前のミナホのとき新調していまもはいてる)新型インフルエンザらしきもの(※)で一晩寝込んでいて、小中学校の出席停止の基準をそのまま適用すれば、あと2日ほど外出を控えたほうがいい身である。
そこから解放されたら、そのローソンのコピー機でちょっとやってみたい意地悪?がある。
※確定診断を受けるため翌朝お医者さんに行ったら、既に熱が下がっていてウイルスは解析してもらえなかった。なんでも我々おじさんおばさんは免疫の都合で新型が発病しなかったり、ふつうの風邪のようにすぐ治ったりすることがあるらしい。ただ、次女がその2日前にA型を発症していたこと、普通の風邪にはない高熱や筋肉痛が出ていたことなどから、医師もほぼ間違いないと思っているようだ。
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namancha to 久々の集合写真でございます
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